Rimg1676世界大会の出場順は大会前日の抽選会によって決まります。「順番によって結果が大きく左右されることもある」といっても過言ではありません。戦いは抽選会から始まるのです!(^^)

藤野&アルの順番は1日目服従審査、2日目熟練審査、3日目は瓦礫捜索審査・・。願ってもいない順番でした!!ドラマはここから動き出していたのです。


Sany0309_27月3日(木)午前10時30分(かなり暑い!)服従審査の始まりです。
休止作業は犬のためにパラソルが用意されました。
藤野もアルも落ち着いて作業をしています。私たちが世界大会に出場し始めのころ感じていた異国での緊張というものをいい意味で克服しているようです。



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もともとアルの服従は指導手と犬との関係においての評価は高いのですが、作業の確実性に欠けています。
行進中のフセ・・「よし!ふせた!」、行進中の立止・・「あっ!ふせた!」、行進中のスワレ・・「・・・・ふせた・・・・。」他の作業でもところどころに「●★×!?」と思う場面が・・。しかしアルは実に楽しそうです。

服従の審査員はスロバキアのパベェル審査員(彼は国際的なチェロの奏者でもあります。)彼の口からシンプルに点数の発表だけが行われます。「Fujino and Aru, 35point」・・。日本チーム、応援に来てくれたオーストリアチームから歓声が沸きました。(35点以上が合格)。皆から祝福される藤野の目にも涙が光ります。その横でボールをもらい得意そうなアル!

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しかしこのあと藤野はペンションにもどりそのままベッドで横になります。うまく水分補給が出来ないことや、慣れない異国の食べ物、日本からの移動のストレスなど,体にいくつもの負担が掛かり,それがあらわれはじめました。