最近では、いろいろなところで犬を導入した活動が増えていますが、アニマルセラピーもそのひとつです。世間で言われるところのアニマルセラピーには大きく2つの意味があります。施設や病院などでレクレーション的に行う「動物介在訪問活動(AAA)」、それに医療従事者が加わり、治療の一環として行う「動物介在治療活動(AAT)」。
さらに教育現場に動物を導入し行われる「動物介在教育(AAE)」も注目を浴びるようになってきました。

ODTSでは、今年の6月より、「NPO法人RTDA」の依頼を受け、他のドックスクールと合同で、横浜市の横浜相原病院において「統合失調症の長期入院の方々」を対象にAAT活動を行いました。

アニマルセラピーについてはいろいろな研究がなされていますので、ここでは個人的な感想を述べたい思います。(^^)

最初は、普段接することがほとんど無いと思われる方々を前にどうしたものかと緊張もありましたが、回数を重ねるごとに、人同士の親近感が沸くようになってきました。私にとっても、コミュニケーション手段として、犬が介在していることは大きいものでした。

また犬たちにとっては、表情の違い、しぐさや動きの違いから緊張することもありました。これらは、日頃からの人への信頼関係を構築している犬の選抜、活動中に犬へ喜びを与えてゆく、トレーナーたちが安心感を犬へ与えてゆくことなどを行うことにより、「楽しい時間」となって行きました。この経験はトレーナーとして大切でした。犬は目的を与え「喜び」を与えていけば、人とともに活躍できることが本当に多いものです。

毎週火曜日10週連続で2クール、11月28日(火)をもって一旦終了となりました。

関係者、またご協力いただきました方々に、深くお礼申し上げます。