訓練士 加藤早紀子

専門学校「ビジョナリーアーツ」ペット学科 ドッグトレーナー専攻 卒業
座右の銘「七転び八起き」

他の訓練所は考えられなかった

ドッグトレーナーになったきっかけ

元々はドッグトレーナーに関してあまり興味がありませんでした。
私が通っていた専門学校では、東日本大震災をきっかけに災害救助犬を広めたいという流れだったように感じます。
自分たちの犬を救助犬にしていこうということで、大島ドッグトレーニングスクールのスタッフで1つ上の先輩の斉藤さんの代から、救助犬を育成する活動が始まっていました。
その活動に入ったことがきっかけで、『救助犬』というものに興味をもつようになり、トレーニングすることが楽しいと思うようになっていきました。
まだその時は、仕事にしたいというよりは「楽しい!」という程度の感覚でした。
私は人と話すことが好きなので、どちらかというと接客の仕事をやりたいと思っていたのです。
犬と泊まれるホテルのインターンにも行っていました。
同じころ、ここのドッグスクールにも、勉強のために当時訓練していたダックスフンドを連れてきていました。その時に、「ここで続けたい」と思ったことがドッグトレーナーになりたいと思ったきっかけです。

大島ドッグトレーニングスクールの印象

ここに来てからは、他の訓練所のことは全く考えられませんでした。
私がトレーニングしていたダックスフンドも、所長が持つとすごく上手に動きました。
当時の訓練所といえば犬に対してビシバシ厳しいイメージが強かったのですが、大島所長は犬に対して優しかったのです。犬がキラキラした目で所長を見上げているのを見て、「なんでなんだろう?」「すごいな!」という感動がありました。
なので、私は、訓練士になりたいというより、ここで学びたいという気持ちが強かったです。

レッスンを終えた犬と飼い主さんがニコニコ向き合えるように

一番楽しいこと

自分で訓練している犬たちが、喜んでキラキラした瞳を自分に向けてくれることです。最初全然できなかった子が、なついたり、信頼してくれたりすると嬉しいです。
あと、飼い主さんが最初は思い詰めた表情で相談されることもあるのですが、少し話をするだけで表情が和らいだりすると良かったと思います。
犬を飼うことは嬉しい反面、ちょっと辛くなることもあります。でも、表情がこわばっていた飼い主さんが、レッスンを終えた犬とニコニコしながら向き合うようになってくれると、やっぱり嬉しいです。

つらいこと

自分が可愛がっていた犬が亡くなってしまうと、本当に辛いです。

何回も何回も試験を挑戦してやっと受かった後、まだまだ現役バリバリの犬だったのに病気で亡くなってしまったことがありました。
何頭も関わっているので仕方のないことではありますが、本当に辛かったです。
今、思い出しても泣いてしまいます。
普段は、思い通りに訓練が進まなくて落ち込むことはあっても、犬は関わっていくうちに必ず変わってくるので辛いことはないです。

この感動を広げていく

将来の夢

私は長野出身なのですが、地元でいつか独立したいと思っています。
田舎なので犬の訓練なんて、こちらに出てくるまで何も知らなくて、救助犬のことも全く知りませんでした。犬がべったりとくっついて歩くことも知らなかったので、初めは「すごーい!!」って感動しました
目標は、その感動を広げていくことです。
都会では認知されているドッグトレーナーですが、田舎では犬にかけるお金も全然違いますし、吠えたり噛み付いたりしてもそのままにしている飼い主さんが多いです。
学べるところがあれば、きちんと学ばせたいと考える飼い主さんもいると思います。 ひとつは、トレーニングを広めたい、もう一つは、救助犬を広めたいです!!