訓練士 橋本幸
専門学校「ビジョナリーアーツ」ペット学科ドッグトレーナー専攻 卒業
座右の銘 「No Dog No Life」
なにか、犬といっしょにできることを
ドッグトレーナーになったきっかけ
小さい頃から犬がすごく好き、なにか犬と一緒にできる仕事に就きたいと思っていました。
当時、知っていたのはペットショップくらいで、、、
災害救助犬のことは知りませんでした。
実家で犬を飼い始めた中学生のころに、保護犬のことを知りました。
保護犬が沢山いる理由を調べていたところ、保護犬から災害救助犬になった「夢之丞」のことを知ったのです。
専門学校に進学して大島所長に出会ったことがきっかけで、災害救助犬を育てるトレーナーになりたいと思いました。
人間が嬉しいと、犬も楽しそうになる
一番楽しいこと
何も知らないパピーちゃんも来ますし、ちょっと問題があって訓練場を利用する犬もいますが、できないことが新しくできるようになった時にはすごく嬉しいです。
私が「嬉しい!」という感情を出すと、犬も「楽しい!」って明るくなるので、それは毎回、楽しいなぁ、いいなぁって思います。
どんな犬の訓練をしていても、そう思います。基本的に大型犬が好きです。
今、私は担当でシェパードをつけていただいています。
ずっとラブラドールが好きだったのですが、今はシェパードが一番好きです。
担当をやって関わっていくと、その犬種がだんだん好きになります!
実家の犬のトレーニングについて
実家で飼っていた犬は保護犬です。雑種で、初めは人が触れない状態でした。
今も、全く知らない人は苦手なので、人に合わせられるような犬ではないですが、引き取った時よりは随分よくなりました。
背の高い男性が特に苦手で、高い所からの目線や黒い服に圧を感じてしまうようでした。保護犬は怯える犬が多いですが、犬が大好きという気持ちで少しずつ慣らしていけば、うまく触れ合えます。
生きているから、やってみないと分からない
犬から学ぶ、先輩から学ぶ
辛いと感じることはありませんが大変なことはあります。
犬種別に訓練の仕方が違ったり、同じ犬種でも性格が違ったりして、同じ訓練では通用しないこともあります。
自分の知識だけではできない犬に出会うと、「どうしよう?」と思うこともありますが、その度に、所長や先輩から学んだり、犬の様子を探りながら工夫しています。
やってみないと分からない!
どんなときも、犬から学び、できると信じ、複数のアプローチを試していくことを大事にしています。
私は本当に犬が大好きです。
職業病のように犬と関わっています。
実家に帰っても犬がいますし、専門学校の友達も犬を飼っている子ばかりです。
違う訓練所にいる私の同期にも、ついつい訓練の話を聞いて仕事の話ばかりで、犬のことばかり考えています。
映画にも行くのですが、観るのはいつも犬が登場する作品ばかりです。
子犬を飼ったらしつけ教室を
将来の夢
トレーナーを始めたきっかけが保護犬だったので、保護犬を減らしていきたいと思っています。
犬が捨てられる理由は、問題行動だったり、人に対して噛むことだったりします。根本的に直して捨てられる犬を少なくしていきたいと思っています。
海外では当たり前なのですが、日本ではパピーとか犬を飼ったときに、しつけ教室に行くという常識がないようです。将来的には、「犬を飼ったらしつけ教室に連れていく」ということを色々な方へ伝えていきたいです。
メッセージ
しつけ教室の存在を広くお伝えしていきたいです。
飼い主さんと犬と一緒に学んでいくものなので、犬を楽しく飼えることや、飼い主さんも犬も楽しい環境があることを知ってもらえたら嬉しいです。