Hon 「看護教育」という本があります。その中の「教え、伝える現場」という記事で昨日取材を受けました。


”教え伝える” さて、う――――――――ん!訓練士を目指す人たち(例えばスクールのスタッフたち)に伝えたいことは・・・。犬を訓練する技術とは、まず「犬に伝えたつもりだけでいるか、犬にどう伝わっているかを見極めているか」ではないかと思うのです。その見極める力というものは、言葉で理解してつけてゆくものではありません。人は(とくに若い人は)、解らないと方法を「言葉で教えて」もらいたがりますが、犬の瞬間の表現を見極めて適切な方法でトレーニングするには、身体で覚える感性的なものが非常に大きいのです。犬に無理なく理解させている時、犬の表現に対して「なんでそう思ったの?」と聞かれて「・・うーーん、そう思ったから・・・。」と説明にならない会話になってしまう感覚・・。それは多くの良い経験と限りない失敗の上にあると思います。

犬の訓練の世界も様変わりし、飼い主の方に軽快な口調で上手に説明されるインストラクターのような方が巷では人気になってきていますが、私は後進の人たちに、自分の師匠や諸先輩方が伝えてくださった「見て覚える、そして数多く経験することが大事」と伝えて行きたいと思います。ちょっと古くさいですね(^^;)

あらためて考える良い機会でした!