3月25ー26日、毎年ヨーロッパで開催されるIRO審査員会議に今年も参加してきました。

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今年はチェコのクルムロフ市。古い城下町のなかの歴史的な建物の中で行われました。

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現在IRO公認審査員は28名、この28名で世界中で行われるIRO救助犬試験の審査に飛び回ります。

会議では、規定に関する解釈や数年後の規定改訂について、また臭気の専門知識などそれぞれのパネラーによって語られ、そこから熱いディスカッションが始まります。(日本と違い?!)それぞれが遠慮することなく自分の意見を戦わせます。全くまとまらない時もありますし、言葉の壁を越えて共通の意思を互いに確認出来ることもあります。

今年の傾向としては、底辺を広げたいドッグスポーツ推進派と実動救助犬育成推進派との激しいディスカッションがありました。ただ感情的に言い合うのではなくお互いを尊重しつつ意見をぶつけ合います。もちろん簡単に結論が出るものではありませんが、それぞれの国が持つ事情を理解すること出来ました。

そして毎年、会議終了後は皆が握手をして抱擁して各々の国に帰り、また1年間世界各地の試験会場へ赴くのです。(^^)

 

最後に、チェコはとてもビールが美味しいところでした。(^^;)

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