アルフォンス・フィーゼラーさんはドイツの方です。ドイツ警察で働きドイツ鉄道警察学校の校長も勤められました。その中で使役犬の育成に深く関わり、今は国際救助犬連盟の試験審査員養成員として忙しい日々を送っていらっしゃいます。
彼との最初の出会いは、2000年オーストリアで開催された救助犬世界選手権で広域捜索の審査員をされていたときでした。
その時出場した私への審査コメント。
「犬が興奮しすぎる。もう少し落ち着いて捜索作業を行うように・・。」
犬の「作業意欲」と「興奮」を混同していた当時の私にとって、かなり衝撃的なコメントでした。
以来、いろいろな救助犬認定試験や世界選手権において、的確で、素晴らしいところ、課題が必要なところを客観的に分かりやすい言葉で彼にコメントを頂き、それは私たちが救助犬を育成するうえで大きな指標となって行きました。
審査員は多くの救助犬を育成するのだと彼から学び、それがいつしか自分の目標となったのです。
私は全くドイツがわかりません(^^;)。しかしアルフォンスさんとは共通の目的の中で言葉を越えたコミュニュケーションを取ることが出来るような気がします。
はるか遠いドイツからご夫婦で応援して頂いています。日本からもこれから育成をお手伝いできることに関われるように頑張りたいと思います。