ODTSのスタッフの藤野です。彼女とパートナーの「アル（ベルジアンマリノア）」は10月に開催された国際救助犬試験で最も難関である瓦礫捜索B部門で見事に1位になりました。
最近では若いトレーナーから学ぶことが多くあります。
藤野は小柄でそれほど力も強くなく、犬に対してあまり高圧的に接することもありません。しかし犬に噛み付かれても怯まず、地道にニコニコ笑いながらトレーニングを行います。そんな藤野が犬は心地良い様です。時々藤野を超えて勝手なことをするところもあるのですが、彼女とペアを組んだ犬は皆が驚くような力を付けてきます。犬とひとの「小手先の技術」を超えた繋がりが大きな力となって表現されるのです。
彼女はいつでも犬の力を見出せたときに感動し、時には涙することもあります。その気持ちをいつまでも持ち続け、（時々で良いので）皆を驚かせる犬を創る訓練士であり続けて欲しいと所長は密かに想うのでした・・。（＾＾；）