2006年もおかげさまで無事に終了しました。

昨年もまたいろいろな経験を重ねさせて頂きました。9月には当スクールの「親睦会」を山梨県道志村で開催させて頂きました。一年を通して、卒業していった犬たちや新しいトレーニング犬のご縁がありました。

また、犬の能力を社会に役立てる活動として災害救助犬活動、アニマルセラピー活動、獣害対策活動などに参加しました。
さらに専門学校の非常勤講師として「言葉で訓練を伝える(苦手です・・・。(^^;)」ということも経験させて頂きました。

犬の訓練の世界も様変わりしています。
犬が「家族の一員」という位置を確立してから、犬は人間社会のなかでいろいろなことを要求される時代になってきました。スクールの仕事としては「職人として犬を訓練する仕事」と共に、「一般の方々に犬の訓練を教え、伝える仕事」の部分が非常に大きくなってきました。
「言葉で伝える」難しさ(これはスクールスタッフも同様ですが・・。)を少しずつ克服して行きたいと考えております。

また昨年の活動にも表されていますように「犬の能力を社会で使う」という要望が、各方面から多く出されてきているように思います。私にとって新しい分野へチャレンジすることはたくさんの「思考錯誤」と思いがけない「発見と感動」をもたらしてくれました。これらの活動はまだまだ道の途中、多くの方々の協力を得ながら今年も進んでゆきます。

しかし20数年前から変わらないのは、リードを持ち、ボール(餌)を持ち、一頭の犬を一心に見続け、言葉と手と身体を使い、ひとつひとつ教えてゆく「面白さ」です。
日を重ねるごとに犬が自分の一部となり、犬の鼻使いに臭気を見て、犬を放つ先に共に追う目標を探す「面白さ」です。
そしてその「面白さ」への探求は今年も益々深まって行きます。

本年も昨年同様、スタッフ共々宜しくお願いいたします。