年に1~2回救助犬試験審査員として海外に派遣されるのですが、今年はオランダに行ってきました。
3月30・31日の2日間、受験頭数54頭。派遣された3人の審査員がそれぞれの部門を担当して審査を行います。私の担当は服従部門。
ヨーロッパでは珍しいことでないのですが、サッカー場が1~2面入るほど広さの「犬のクラブハウス」で服従審査は行われました。
ちなみに下の写真は瓦礫審査の会場。
フェンス工場の取り壊し現場を使用しています。こういうリアルな現場を見つけることが年々難しくなっているそうです。(どこも事情は同じです・・。)
日本と違うところのひとつ。
音響テストに使うピストルは日本の場合陸上競技用のピストルですが、ヨーロッパでは本物の6~9ミリ口径の拳銃を使い、音響用の火薬を込めます。
本物は結構重い!!
また受験する犬たちも日本ではお見かけしないタイプたちがいます。(^^)
ものすごくパワフルなブービエ・デ・フランダースの「ジョー君」
指導手のアンナさんが振り回されていました(^^;)
ハンガリーからの受験です。ものすごーくマッチョな身体の持ち主(^^)
表彰台にのっているのは瓦礫A優勝のブル・テリア。
服従も素晴らしかったです。(^^)
時差にも負けず、
サマータイムにも負けず、
氷点下の寒さにも負けず、
油っこい料理にも負けず、(美味しいワインとビールはそのまま頂き)、
必死に片言の英語を駆使して語りかけた受験者には「ごめんなさい、私ドイツ語わからないの。英語しか理解出来ないの。」と言われ、心が折れそうになっても負けず、
・・・・ワクワクさせてくれる世界中の救助犬に会うために、また「審査員頑張ろう!!」と思いながら
日本に帰ってくるのです。